ニコスの過払い金回収の金額、期間の目安一覧。裁判例でのポイントを解説。

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ケース紹介

 

三菱UFJニコス株式会社の過払い金計算事例

三菱UFJニコスは、三菱UFJグループの信販会社です。

(著者:弁護士石井琢磨 最終更新:2021.7.8)

 

通称「ニコス」ですね。

多種のクレジットカードを発行しているため、取引をしていた人も多いです。

ENEOS VISAカードなど複数のカードで過払い金が出ています。

以前は、ニコスカードやマイベストカードなどで取引をしていた人が多いです。

UFJカードなどもあり、利率がカードによって大きく違います。中には、利息制限法の範囲内の取引もあります。

 

ニコス過払い金の根拠

過払い金が発生する根拠は、利息制限法を上回る利息を払っていたことによります。

利息制限法

 

多くの取引では、年利18%を上回るかどうかがポイントになります。

ニコスのクレジットカード利用でもショッピング利用の場合には、利率がこれよりも低いです。

対象になるのは、クレジットカードで現金を借り入れたキャッシング利用のみです。

お店でカード払いにしたショッピング利用、家電製品などニコスの提携ローンで購入したような取引では過払い金はありません。

 

ニコス過払い金の減額交渉

ニコスについては、裁判前でもある程度の回収はできますが、やはり減額を求められます。

他の消費者金融、クレジット会社と同じく、裁判前の任意の交渉で全額回収に応じてくれる業者はほとんどありません。

 

ニコスに対して過払い金の裁判を起こした場合、判決になることはさほど多くなく、早期に和解による解決となることが多いです。

裁判とはいっても、ご自身が裁判所に出席する必要はなく、弁護士がすべて対応しますので、負担はほとんどありません。

裁判の場合には、印紙代や切手代等がかかりますが、実費をかけた以上に、回収額が増えるのが通常です。

 

ニコス過払い金裁判のポイント

ニコス過払い金でも、徹底的に争われるケースはあります。

他のクレジット会社と同じような争点ではありますが、取引の分断主張があります。

これは、一定期間、キャッシング利用がない空白期間がある場合、そこで分けて、以前の取引は消滅時効で過払い金が請求できないという主張です。

三菱UFJニコスの1年9ヶ月の空白期間で一連計算(宮崎簡裁令和2年12月22日判決)

同じクレジットカードという基本契約内での空白期間でも、実態を重視する裁判例もありますので、注意が必要です。

 

また、平成7年よりも前から利用している場合には、取引履歴開示がないことが争点になります。

ニコスについては、クレジットカードを長期間使っている方が多いところ、多くの取引で平成7年より昔の取引履歴を開示してこず、推定計算や残高ゼロ計算で過払い金請求をし、裁判でも争うことが多いです。

金額が大きかったり、争点があるケースでは、弁護士が三菱UFJニコスの代理人となり法廷に出てくることが多いです。

 

 

ニコスの取引期間といくらの過払い金になるか一覧表

当事務所で扱った三菱UFJニコス株式会社(旧:日本信販など)の取引の利息制限法計算結果の一部を記載しますと、以下のような状況です。

 

最終更新日(2021年6月24日)

計算前 計算後 取引期間
0円(完済) -130万円 11年
160万円 -41万円 13年
0円(完済) -220万円 12年
0円(完済) -10万円 2年
0円(完済) -470万円 約20年(推定)
0円(完済) -28万円 3年
15万円 -35万円 10年
0円(完済) -13万円 2年
160万円 -490万円 約24年(推定)
85万円 -290万円 約23年(推定)
0円(完済) -190万円 21年
0円(完済) -59万円 15年
0円(完済) -15万円 9年
0円(完済) -370万円 22年
0円(完済) -290万円 18年
33万円 -90万円 13年
10万円 -195万円 19年
99万円 -75万円 15年
10万円 -330万円 20年
50万円 -25万円 20年
0円(完済) -215万円 20年
0円(完済) -205万円 19年
0円(完済) ー40万円 5年
0円(完済) -290万円 20年
0円(完済) -60万円 14年
69万円 -35万円 19年
0円(完済) -280万円 16年
0円(完済) -56万円 16年
0円(完済) -410万円 16年

当時の約定利率や取引状況によって、金額は異なりますが、一例として参考にしてみて下さい。

利率が利息制限法違反であるものの、そこまで超過していないカードも多く、年数が長くてもそれほど過払いになっていないことも多いです。

 

 

ニコス過払い金回収までの期間について

2019年の事例では、裁判を起こさずに交渉で解決したケースでは請求から回収まで約2か月半、裁判を起こしたケースでは、請求から約10か月で回収というケースがあります。

2019年の事例では、推定計算などで裁判で争ったケースで、請求から回収まで約11カ月という事例があります。

 

そこまで争いがないケースでは、訴訟提起から回収まで4、5ヶ月という事例もあります。

2020年の事例でも、訴え提起から回収まで4,5ヶ月となっています。

 

ニコスの過払い金解決事例

三菱UFJニコス株式会社に対する裁判による過払い金回収事例です。


5月 弁護士による無料相談

    費用を明記した契約書の作成、ご依頼

 委任契約書


7月 取引履歴の開示

7月 過払い金の返還請求、交渉

 過払い請求書


8月  交渉決裂により小田原簡易裁判所へ訴訟提起


 訴状ニコス


8月 訴訟提起により交渉が進み、口頭での全額返還合意、

9月 裁判所による和解に代わる決定 


和解に代わる決定


11月 過払い金回収


 

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