
事例紹介
ケース紹介
アコムの過払い金計算事例
アコム株式会社は、三菱東京UFJグループのため、銀行の資金力があるといわれています。
相談センターの過払い金無料相談でも、取引をしている方が一番多い業者ではないでしょうか。
ジン法律事務所弁護士法人で扱ったアコム株式会社の取引の利息制限法計算結果の一部を記載しますと、以下のような状況です。
計算前 | 計算後 | 取引期間 | |
---|---|---|---|
200万円 | → | -21万円 | 10年 |
50万円 | → | -35万円 | 10年 |
10万円 | → | -130万円 | 14年 |
50万円 | → | -85万円 | 11年 |
50万円 | → | -135万円 | 16年 |
38万円 | → | -110万円 | 20年 |
0円(完済) | → | -30万円 | 5年 |
0円(完済) | → | -140万円 | 11年 |
0円(完済) | → | -35万円 | 4年 |
0円(完済) | → | -45万円 | 7年 |
0円(完済) | → | -300万円 | 16年 |
0円(完済) | → | -10万円 | 4年 |
0円(完済) | → | -65万円 | 10年 |
0円(完済) | → | -120万円 | 10年 |
0円(完済) | → | -93万円 | 13年 |
38万円 | → | -112万円 | 12年 |
0円(完済) | → | -85万円 | 13年 |
0円(完済) | → | -209万円 | 19年 |
36万円 | → | 175万円 | 18年 |
0円(完済) | → | -47万円 | 11年 |
0円(完済) | → | -15万円 | 8年 |
7万円 | → | -95万円 | 14年 |
50万円 | → | -103万円 | 14年 |
0円(完済) | → | -70万円 | 13年 |
300万円 | → | -650万円 | 22年 |
0円(完済) | → | -90万円 | 9年 |
0円(完済) | → | -320万円 | 11年 |
0円(完済) | → | -150万円 | 18年 |
0円(完済) | → | -175万円 | 13年 |
0円(完済) | → | -140万円 | 15年 |
168万円 | → | -166万円 | 21年 |
33万円 | → | -92万円 | 13年 |
50万円 | → | -160万円 | 19年 |
0円(完済) | → | -204万円 | 14年 |
23万円 | → | -75万円 | 12年 |
25万円 | → | -130万円 | 16年 |
0円(完済) | → | -20万円 | 4年 |
0円(完済) | → | -52万円 | 4年 |
0円(完済) | → | -95万円 | 14年 |
0円(完済) | → | -28万円 | 10年 |
0円(完済) | → | -80万円 | 10年 |
0円(完済) | → | -98万円 | 7年 |
40万 | → | -120万円 | 14年 |
70万円 | → | -240万円 | 26年 |
0円(完済) | → | -175万円 | 14年 |
0円(完済) | → | -275万円 | 12年 |
0円(完済) | → | ー165万円 | 14年 |
0円(完済) | → | -46万円 | 14年 |
0円(完済) | → | -125万円 | 13年 |
0円(完済) | → | -105万円 | 7年 |
当時の約定利率や取引状況によって、金額は異なりますが、一例として参考にしてみて下さい。
アコム相手の裁判では、途中で完済があると取引の分断を主張してきたり、途中での延滞があると期限の利益喪失などの主張をしてくることもあります。
ただ、裁判を進めていくなかで、和解が成立し、過払い金を回収できることがほとんどです。
アコム過払い金回収までの期間について
2021年時点で、アコム相手に裁判を起こしたケースで
請求をしてから約4カ月で回収
というケースがあります。
途中完済、延滞などの争点があると、入金までの期間がもう少し延びる印象です。
アコムの過払い利息の利率について
アコムから借金をした場合の、契約上の利率は、一人一人違っていますが、いくつか例を紹介しておきます。
このあたりの利率設定がされている人が多いかと思いますので、これらの時期に取引をしていた人は、過払い利息が発生している可能性が高いと予測できます。
平成6年 29.2パーセント
平成7年 29.2パーセント
平成9年 28.47パーセント
平成9年 27.375パーセント
平成12年 27.375パーセント
平成13年 27.375パーセント
平成16年 25.0パーセント
平成17年 26.5パーセント
平成17年 25.55パーセント
平成17年 27.375パーセント
平成21年 27.375パーセント
アコムの経営状況
過払金の請求をする際には、相手の貸金業者が、どのような経営状況かも確認しておきたいところです。
過払金請求で最も怖いのは、相手会社が倒産するリスクです。
上場企業の場合には公開情報から決算状況などもわかります。
この点、アコムについては銀行系ということもあり、経営状況を心配される声は少ないです。
株価の推移をみると、市場でどのような評価をされているかもわかります。
2021年1月時点での決算状況では、過払金返還も減っていることから、営業増益見込みとされています。
アコムの歴史
アコムはもともと呉服と質屋だったと言われます。
消費者金融として成長させた木下氏は、二代目社長でした。
以前は、一人あたりの貸付額も業界トップレベルでした。
店舗間での、信用情報の横流しにより、信用情報機関「レンダースエクスチェンジ」による、二十日間の情報交換停止処分もされたことがあります。
同社の成長の陰には、三菱UFJ銀行系列の三菱信託銀行の支えがありました。
他社よりも早く銀行マネーによる貸金業を展開していた会社でした。
東京三菱銀行、三信銀行、ディーシーカード、ジャックスと共同出資で「東京三菱キャッシュワン」を設立したり、三菱東京フィナンシャル・グループの傘下に入るなどした経緯があります。
現在も、三菱UFJ銀行のカードローンの保証会社になっているなどしています。